ガジェットまみれ生活

オッサンエンジニアの備忘録。 ネットで調べたけどそのままでは上手くいかなかったりとか、前例がなかったりで少々ハマッたり楽しかった事を綴るブログ。デジモノだけじゃなくノージャンルで思ったことや経験を発信する。

eBayでNexus6を買ってみてわかった2つのこと

最近老眼でiPhone 5cの画面ではKindleを読むのが相当つらくなってきた。読書用にはGalaxy Tab (SC-01E)を使っていたんだが、androidのバージョンも4.xのままだし、動作は遅いし重量も重たいのでイヤになった。iPhone 6s plusを買うほどカネはかけたくないので、最近はやりの大画面androidふぁぶレットを検討する。

 

 

 

SIMフリー百花繚乱

それにしても長いことiPhoneで過ごしてマーケットを気にしてなかったら、いつの間にか国内でイイ感じのSIMフリースマホが家電量販店でふつうに買えるようになっている事に驚く。本当にKindleを読んでちょっとブラウザで検索してメールする、なんてライトユーザーにはガラケー+これに格安データSIMで十分。これで2万切ってるって、XperiaとかiPhoneてどんだけ高いんだよ。

 


 

android端末に全然こだわりがなければこれで良かったんだけど、昔は海外から個人輸入してて野良ROMとかもガンガン焼いてた者としては、もう少しイイ感じの端末が欲しくなる。いろいろと探してみるとNexus6ってやつが気になって仕方なくなった。

Nexus6 基本スペック (Y!mobileサイトより抜粋)
サイズ 約W83×H159×D10mm
重さ 約184g
画面サイズ 約6.0インチ
解像度 1,440×2,560ドット(QHD)
バッテリー容量 3,220mAh
プラットフォーム Android™ 6.0
CPU APQ8084 2.7GHz(クアッドコア)
ROM(ユーザー領域) / RAM容量

[32GBモデル] 32GB(約23GB) / 3GB

[64GBモデル] 64GB(約51GB) / 3GB

 

H/Wのスペックも十二分だしデザインもカッコいい。何よりGoogle謹製なので最新のandroidがすぐにリリースされる事が保障されてるのが一番いい。しかし困ったことに海外でも販売は終了していて中古品をなんとか探し出すしかない状況だ。

 

eBayでスマートフォンを買う

過去に何度もヤフオクで売買しているし中古で買う事にも抵抗はないのでさっそく検索する。よくよく調べると北米版のXT1103とグローバル版のXT1100があって、日本でdocomo系の格安SIMを使いたいならXT1100を選ばないとダメ。腕に覚えがあればXT1103を改造することも可能っぽいけど面倒なのでパス。やはり需要のバランスからかXT1103は3万を切る価格で取引されているけど、お目当ての方は4万近い。

 

仕方ないのでeBayにも手を伸ばすと欲しい色のしかも64GBモデルの中古美品が3万切って出品されてる。新品の32GBも3.5万程度であるのでどちらにしようか悩んだが、一応ショップのようだし評価もまぁまぁなので、外人の美品はあてにならないと思いながらも勝負してみた。新品の方は船便で到着まで2週間以上かかるというのも買わなかった理由の一つ。

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アイテムコンディションの説明はこう↓だったので、まぁいくら外人でもそこまでヒドイ状態ってことは考えられないだろう。送料もFedExで約2000円と希望価格より安くおさまった。

“UsedAn item that has been used previously. The item may have some signs of cosmetic wear, but is fully operational and functions as intended. This item may be a floor model or store return that has been used.Note the attached pic-SCRATCH ON COVER.”

 

 

 

いざ開封

注文から5日で届いて開封。箱はついてるし型番もちゃんとXT1100でとりあえずは一安心。開けてビックリ、本当に説明文通りにちょっとだけケースの跡っぽいテカリがあるだけで日本基準でも間違いなく美品。スクリーン保護シートがひん曲がって貼ってあるのはご愛嬌(笑)外国人でもショップ相手なら見た目のコンディションは説明文を信じても大丈夫って事だ。

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電源入れようとすると電池がスッカラカンで電源入らずちょっとビビる。すぐにケーブル差して充電→無事ようこそ画面に到達して少しホッとするがまだ気は抜けない。入ってるOSのバージョンによってはDevice Protectionが有効になっている可能性があって、そうなると前の持ち主のGoogle idとpasswordがわからないと使い物にならないらしい。実際ヤフオクにもオークションで買ったけどProtectionかかっててジャンク扱いで格安で転売してるものもあったくらいだ。

 


 

とりあえずようこそ~初期設定までは無事済んでだいぶ安心したが、OSのバージョンを確認したら5.0だったので、最悪バージョンUPしたらDevice Protectionが有効になって使えなくなるなんて事もあるかも?wi-fiにつないだらすぐにOTAのアップデートが降ってきたので即実行。リブートしたところで見たことない画面で止まってギョっとする。

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どうもTWRPっていうカスタムリカバリの画面らしい。良く見ればbootloader unlockだしアプリにもSuperSUとか入ってるし面倒なやつキタなって感じ。まあandroidなんで何やったか判れば元に戻す事もできるし、Nexus6は開発者向けな位置づけなんでストックのROMも手に入れ放題なのでそこまで心配しなくても何とかなるハズ。興味ないけどroot化の方法とか調べて読んでみる。今回アンドロイドラバーさんにはお世話になりっぱなしだ。

 


 

 

関連記事を半日かけて読み漁りストックのROMをそのまま焼く事にリスクはないと判断したので実行に移す。ROMは下記のリンクから入手が可能、まずはリンク先を開いて「 」にチェックを入れる。

 

Factory Images for Nexus Devices  |  Nexus Files for Developers  |  Google Developers


ROMの焼き方はリンクのFlashing Instructionsにも記載があるし、先のアンドロイドラバーさんのページにも詳細があるのでここには記載しない。一番自分が悩んだのはどのROMを焼いたらいいのかが判らなかった事。XT1100とXT1103で違うのかどうかも情報が見つけられなかったので、現状入っているLRX210をダウンロードして焼いた。間違いはなかったけど、その後のOTAアップデートにかなり時間を要したのでもっと新しいROMを焼けばよかった。結局のところfor xxxx ONLYと書いてなければどのROMでも良さそうで、最終的には2016/5/23現在MOB30Iになっている。

 

どうやら外国のショップでは中古品のbootloaderの状態やroot化されているかのチェックはしないらしいので、ある程度自分で元に戻せる自信がなければ中古のスマホは購入しない方が無難だ。